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日本型縦割り行政の制度で、わかりにくい!

日本の行政は縦割りだということは、広く認知されていることでしょう。縦割り行政の問題点としては、省庁間や部署間の過剰な管轄意識によって行政サービスが非効率に陥ることにあります。
縦割り組織の本来のメリットとは、それぞれの部署が、それぞれの専門分野に関する問題を迅速に解決していくことで、効率的に組織を運営することができることにあったはずですが、実体はうまく機能していないことで、一般市民が不満を抱く一因となっています。

行政機関ごとに制定される法令の重複や矛盾あるいは包括的な情報収集が困難になるなどの弊害を生んでいるのです。省庁間や部署間の連携が欠けるため、上下(省庁や部署内)の関係はあっても横(省庁や部署間)のつながりに欠け、国では各省庁、自治体では各部局での施策の違いもあり足並みが揃わず、一般市民の視点からは、また役割の違いが理解されにくいものとして目に映ります。

高齢者や高齢患者の方々が受けることができる保険や公費は、多数のものが用意されています。このこと自体はとても素晴らしいことです。
しかし、その窓口は役所内にそれぞれに存在しているばかりか、案内も不十分であることも多いため、自身に一番適した制度はなんなのかが、とてもわかりにくいといった状況になっています。

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